
先物取引におけるシステムの中でも特徴的なのが、限月制度というものです。先物取引においては絶対に決済しなければいけない時間的な締切が設けられており、例え取引期間中に市場が予想外の動きを続け、利益を出して約定できるタイミングがなくとも、満期日を迎えてしまったら、損失を出すことが分かっていても強制的に約定されてしまいます。
株式投資などでは「塩漬け」と言って、自分が売りたいと思う価格を市場がつけるまで、いつまでも株式を保有し続けることができますが、先物取引においてはそれはできません。
最長でも通常一年以内に満期日を迎えるようになっています。一例を挙げると、東京穀物取引所において、大豆の値段は、2月限、4月限、6月限、8月限と言うように二か月おきに存在しており、満期日が近いほど値動きが活発化しやすい傾向があるようです。
他の先物市場においても常に5つか6つの限月が並行して存在していることが普通です。また、これらの限月間同市での値段の差を「サヤ」と呼びます。決済しなければいけない期日が決まっていると考えると、一見損益を強制されるようなマイナスのイメージを持つかもしれませんが、逆に言えば強制的に損切りをされるため、ズルズルと損益を拡大してしまうリスクもありません。
限月制度は株式投資にもFXにも存在しない制度ですが、先物取引を先物取引たらしめているシステムとも言えます。先物取引で成功するには、その仕組みを十二分に理解することが欠かせません。
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