
債券先取引の国内市場の歴史は、1985年に遡り、最初に取引された債券商品は長期国債でした。この社会的背景には、公社債の残高が増えていたこと、また金利自由化の動きの中で、債券価格の変動に市場が対応する必要性が生まれてきたことなどがあったようです。
実際、債券先物は、債券投資家のリスクヘッジ目的で取引されることが多いようです。その後も1988年には超長期国債先物取引が、その翌年の1989年にはT-Bond先物取引が、さらに1996年には中期国債先物取引が開始されました。長期国債先物は国内のみならず、国際的な金融先物商品となっており、ヨーロッパやシンガポールでも取引されています。
また、金先物同様、取引単位を小さくしたミニ債券先物も存在します。日本の債券先物市場は、ほとんどが機関投資家によって占められてきており、個人にとってはあまり馴染みが薄い面もありますが、国債という巨大な金融商品を有する日本の債券先物市場は大きな市場であることは間違いありません。
流動性も安定しており、債券先物の決済方法には一般的に差金決済という反対売買によるもののと、現物受け渡しの二種類が存在します。ただし、取引単位が大きく、場合によっては巨額の損失が生まれてしまうリスクもあることが、個人投資家を遠ざけてきた背景から、この新しく登場したミニ債券先物市場が新しい投資家層を呼び込めるかが注目されるところです。
個人投資家が少ないからこそ、存在しているチャンスもあると言えますので、興味がある方には検討の価値はあると言えそうです。
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