
先物取引は、数ある投資の中でも特にリスクが高くて危険、というイメージをもたれるひとつの大きな原因がこの証拠金取引の仕組みではないでしょうか。
通常商品やサービスを購入する場合、私たちはその代金の全額を持っている必要があります(ローンや分割払いなどを除いて)しかしながら先物取引においては、商品を買う場合に全額の代金金額が必要なく、ずっと少ない証拠金を担保にすることで取引を行うことが可能になっています。
通常は担保金の約10倍程度の取引を行うことができますので、これがメリットでもあると同時に大きなリスクにもなり得るのが特徴です。もちろん10倍の資金で売買を行い利益が出れば、単純に考えて自己資金のみで売買する場合に比べて利益も10倍ですが、逆に損失も最大10倍になり得ると言うことです。
この10倍の取引が可能であることのメリットだけに目をやり、リスクを十分にコントロールできなかった投資家が、自分の許容範囲を超えた損失を出して、全財産を失ってしまったというケースが過去に少なくなかったことから、社会現象にまでなるほどに、先物取引のリスクの高さを人々に植え付けることになってしまったのです。
この最大のメリット兼リスクである特徴を上手くコントロールして使いこなせるかが、先物取引成功の一つの大切なポイントです。相場の変動によってはその時点で預けている証拠金では担保が足りなくなり、追加の証拠金を求められるという状況も発生する場合がありますので、自らの許容リスクを超えないよう注意しましょう。
スポンサードリンク