
ザラバ取引と並んで先物取引の代表的な取引方式であるのが、単数価格約定方式とも呼ばれる板寄せ方式です。ただし、この方法は日本得特有の取引方法で、国外の先物取引では存在しません。
この方式で実際に取引されている商品としては、東京穀物商品取引所で取り扱われる上場商品であるコーンや大豆、砂糖やコーヒー、中部商品取引所のガソリンや石油、そして大阪商品取引所のアルミニウムやゴムなどがあります。
板寄せ取引の場合、取引時間内の一定の時刻に取引が行われ、値段を決定していきます。この取引時刻のことを「節」と呼び、前場一節、前場二節…後場一節…というように呼びます。
値段の決め方は、節ごとに需要と供給、つまり売り数量と買い数量のを比較し、買いが多ければ値段を挙げる、逆なら下げるというように、バランスを調整し、節ごとに買い手と売り手が一致した価格ですべての注文を成立させます。この結果、それぞれの節ごと、銘柄毎、各限月ごとに単一の約定価格が決定されることになるのが、単一約定値段方式と呼ばれる理由です。
ザラバ方式に比べて、価格決定のプロセスが明瞭で取引がわかりやすくなる点や、需要と供給のバランスに偏りがある場合でも約定するというメリットがあります。一方で、限られた時間内で約定しなければならないため、急に相場を動揺させるような出来事があった際にも十分に対応ができないまま約定されてしまうというデメリットもあると言えます。
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